2. 建築基準法
監修者
宅地建物取引士・公取協認定不動産広告管理者
野村 道太郎
大手不動産会社、広告代理店を経て現在は『不動産会社のミカタ』 『役所調査のミカタ』の編集長を兼務。実務者目線で「使える情報」の発信に重きをおいています。
監修者
宅地建物取引士
公取協認定不動産広告管理者
野村 道太郎(プロフィール)
建築基準法については、重説の中身を見ながら少し説明しているのでなんとなくの雰囲気は感じて頂けているかもしれませんね。調査時に大事なのは「調査対象の土地にはどんな建物が建てられるか?」という視点です。建物の大きさや高さの限度、建材の燃えにくさ、外壁の位置・色味など、地域によって様々なルールがあったりなかったりするので、それらを調べて購入検討者に説明しなければなりません。
例を挙げておくと「閑静な住宅街」と「駅前の商店街」では、街並みが全く異なりますよね? それは都市計画法と建築基準法によって地域ごとに下記のようなルールが定められているために、違いが生まれています。
▼閑静な住宅街の場合
この辺に建てて良いのは2階建てまで!
敷地にゆとりを持たせてお隣に近づきすぎないように!
▼商店街の場合
階数は6階くらいまでなら全然OK!
敷地を有効活用できるようにお隣との距離は最小限でいいけど、防災のために燃えにくい建材にして!
こうした地域ごとの細かなルールを購入検討者に伝え、希望を満たせる物件かどうかを判断してもらうために調査・説明を行うのです。
建築基準法は役所調査の中でも確認項目が多く、専門用語が多いので最初は戸惑うことが多い領域です。新人さんの役所調査あるあるとして「役所の窓口で言われたことが呪文にしか聞こえず絶望する」というのがありますが、慣れればちゃんとわかってきますので大丈夫です。窓口で担当者さんに質問したらおもむろに「イッテーソー、ヨンパチ、ジュンボー、10m第1種、3時間2時間、1.5m」とか言われたりしますが、大丈夫です。
ますますよくわからないと思いますが、ちゃんと個別解説でフォローしていきますので大丈夫です。少しずつ慣れていきましょう。
無料アプリで調査効率アップ & ぬけもれ防止
監修者
宅地建物取引士・公取協認定不動産広告管理者
野村 道太郎
大手不動産会社、不動産専門 広告代理店を経て現在は『不動産会社のミカタ』『役所調査のミカタ』の編集長を兼務。実務者目線で「使える情報」の発信に重きをおいています。
※実績等:初心者向けセミナー「よくわかる役所調査」受講者アンケート結果:満足度96.3%、全国3,000社が利用した「役所調査チェックシート」企画・制作、業務効率化ツール「スマホで役所調査メモ」企画・設計・監修 など