[世田谷区]世田谷区斜面地等における建築物の制限に関する条例:地階を有する建築物 など

世田谷区斜面地等における建築物の制限に関する条例:この条例では、斜面地建築物及び地階に住戸を有する建築物の構造に関する制限及び容積率算定に係る地盤面について定めており、対象となる建築物については階数に上限が設けられたり、容積緩和の要件が厳しくなる、地階にしか居室を持たない住戸の禁止などの制限を受けます。詳細は別添『世田谷区斜面地等における建築物の制限に関する条例』をご参照ください。

補足:3つの制限

この条例では3種類の制限が定められており、それぞれに対象となる建築物、地域等の要件が異なる。以下に概要を列挙するが基本的には「3m以上(1階分に相当する高さ)斜面地を削って建築している場合」か「地階に住戸を有する」のいずれかに該当すると対象となる。

1. 1低層か2低層で斜面地を削って建てると・・・

絶対高さ制限に応じてフロア数の上限が決められる

  • 絶対高さ 10m = 地上・地下合わせて4フロアまで
  • 絶対高さ 12m = 地上・地下合わせて5フロアまで
世田谷区『建築ガイド P53』より抜粋 , https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/002/002/001/d00008729_d/fil/8729_1.pdf , 2023/9/15

2. 住居系用途か準工で斜面地を削って建てると・・・

容積緩和の対象にできる地階は最下階のみに限定される

世田谷区『建築ガイド P54』より抜粋 , https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/002/002/001/d00008729_d/fil/8729_1.pdf , 2023/9/15

3. 住居系用途で地階に住戸を作るには・・・

地階にしか居室がない住戸は不可

  • 居室のうち1つ以上は地上階にしないとダメ
  • 地階の住戸の1の外壁(窓必須)に接する全ての居室の床面が、外壁周囲の地面より高い場合はOK
世田谷区『建築ガイド P54』より抜粋 , https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/002/002/001/d00008729_d/fil/8729_1.pdf , 2023/9/15

参照元:世田谷区
『斜面地等における建築物の制限に関する条例』
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/002/002/001/d00008729.html
『世田谷区斜面地等における建築物の制限に関する条例』
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/002/002/001/d00008729_d/fil/8729_1.pdf
(参照日 2023/9/15)