1. 売主および買主は、現在本物件につき、売主と○○との間にて別添『◯◯契約書（写）』のとおり令和○年○月○日付建物賃貸借契約が締結されており、その賃借権の負担付で本物件を売買したことを互いに確認し、買主は第○条（所有権等の移転および引き渡し）に定める所有権移転と同時に、前記賃貸借契約において売主が有する賃貸人としての権利義務の一切を承継するものとします。
2. 買主は、前項にもとづく権利義務の承継に伴い、賃借人○○に対する敷金（または保証金）金○円の返還債務を承継し、売主は残代金支払い時に金○円を買主に支払うものとします。ただし、本契約の締結後、引渡しまでの間に、賃借人の入居・退去などにより、保管中の敷金の額が変更となった場合には、引渡し日における金額とします。
3. 売主は買主の協力を得て、買主への所有権移転日以降すみやかに（または○○年○月○日までに）賃貸人の名義が買主に変更したことを、賃借人に書面で通知するものとします。
4. 本物件は賃貸中であるため、室内の確認および設備の有無やその状況の一部が確認できないことについて、買主はこれを了承します。
5.売主は、本契約の締結後、引渡しまでの間に前記賃貸借契約が解除された場合や、契約内容に変更が生じた場合は、すみやかに買主に通知するものとします。また、これにより、賃料や預り敷金（または保証金）等の諸条件にも変更が生じる可能性がありますが、買主は変更があった内容をそのまま引き継ぐものとし、当該条件変更を理由として、売買代金の増減を含む一切の異議申し立てはできないものとします。
6.本契約締結日現在の収益は、将来にわたり売主が保証する賃料ではありません。また、現行の賃料収入についても、経済状態や建物の経年変化等により増減する可能性があることを買主はあらかじめ了承するものとします。
【サブリース業者の解約を前提にする場合】
売主は、賃借人◯◯との間で締結している『転貸借を目的とした家賃滞納保証付賃貸契約書』を、本物件の引渡しまでに解約するものとします。なお、万が一解約できない場合、売主の違約となります。
【空室になっても募集せずに引渡す】
売主および買主は、本契約書第◯条に定める引渡日までに、本物件の賃借人が退去し空室となった場合、新たに賃貸募集を行わず、空室のまま引渡すことを確認しました。